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0254-27-3448「喪に服す」という意味は、近親者が亡くなったとき、一定期間、身を慎んで過ごすことをいいます。古くは死のけがれが濃い期間を「忌」、薄くなった期間を「喪」といいました。
現在は四十九日までを「忌中」、一周忌までを「喪中」とするのが一般的です。
喪に服す近親者の範囲は、配偶者と一親等(父母・子)、二親等(祖父母・兄弟姉妹・孫)の血族とするのが一般的のようです。
故人が姻族で同居していた場合には、これも喪に服することがあります。
歳暮や中元などの贈答は、四十九日の忌明けまでは控えますが、それ以降は平常と変わらず贈るようになりました。
忌明け以降に贈る際の表書きは、歳暮なら「寒中(余寒)お見舞い」、中元なら「暑中(残暑)お見舞い」とします。
仏式の法要は、故人を追悼するために忌日や命日に行われる儀式です。
仏教では主に、忌が明ける四十九日までを「中陰」と言い、7日ごとに計7回の法要が営まれます。これは、あの世で7日ごとに7回、生前の善行や罪に対して審判が行われるという仏教の考え方から、それぞれの審判の日に供養を行い、故人が極楽へ行き成仏できるように願う意味があります。
法要は自宅や寺院で行われることが多く、僧侶の読経の後、お斎の席を設けるのが一般的です。
亡くなってから百日目までの法要を「忌日法要」と言います。現在では、初七日と四十九日法要の2回だけに省略するのが一般的で、特に初七日の法要は遠方の参列者への配慮から、葬儀の日に併せて営むことが多くなっています。
四十九日は「満中陰」と言い、一般的にこの日をもって忌明けとされるほか、四十九日は故人の死後の行方が決まる日とされ、初七日と同様の盛大な法要を営みます。また、この日に納骨式を併せて行うことも多いようです。
仏教では、お葬式をはじめ、さまざまなご法要の折りに必ずお焼香をさします。これには汚物全を荘厳することによって敬虔な心をささげるという意味があります。香は人によって気持ちを快くするものですが、それと同時に芳香によって心身を清めるといった意味もあります。香は仏教だけでなくキリスト教(カトリック)の葬儀でも、前夜祭などで用いられているようです。普通、近親者の焼香は葬儀式の時間内に行われ、一般会葬者の焼香は告別式開始と同時にはじめられます。
遺族に一礼して焼香代のある仏前に進みます。
ご本尊と遺影を仰ぎ頭を下げて黙礼します。
右手で香をつまみます。
額のところまで押しいただきます。浄土真宗では押しいただきません。
香炉に静かにくべます。これを宗派で決められた回数行うのですが、2回目からは押しいただく必要はありません。
合唱拝礼します。
最期に遺族に一礼し、退きます。
お数珠はもともと、お経やお題目をあげる時にその数を数える法具でした。今ではお経やお題目を唱えたり、仏さまを礼拝する時に手にかけてお参りします。
お数珠は持っているだけで功徳があるとされ、普通百八の球からできています。これは百八の煩悩を退散・消滅させる功徳があるからだと言われていますが、球の数はこのほかにも、百八の十倍の千八十のものから、六分の一の十八のものまで様々あります。
形式については宗派によって若干違いがありますので求められる時に確認したほうがよいでしょう。また、お数珠のかけかたも宗派によって異なりますので、代表的な宗派について紹介します。
合掌は仏さまを尊び、供養する気持ちをあらわしたものです。一説によれば、右手は仏さまを表し、左手は私たち凡夫を表すと言います。手を合わせることによって仏さまの境地に私たちが近づけるというのです。いずれにせよ、掌を合わせることによって心が落ち着き、精神が安定するのではないでしょうか。
合掌のしかたは、まず、指と指の間を離さずくっつけて、掌をピッタリと合わせます。そして、位置としては胸の前に、胸にはつけないで少し前に出します。掌の角度は四十五度くらい。肘は張らず、脇も力を入れて締める必要はありません。肩の力を抜くようにすればよいでしょう。
厳密に言えば合掌にもいくつかの形式があるのですが、この形がもっとも代表的なものです。
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